伊検・CILS のイタリア語文法ドリルと試験情報
ホーム > 文法一覧 > 「mica / non … mica」の意味と使い方

イタリア語の「mica / non … mica」の意味と使い方

意味:まったく〜ない・まさか〜(口語の否定)
否定を強めたり、相手の思い込みを打ち消したりする口語の副詞です。

形の作り方

付く形形例
基本の形non + 動詞 + micaNon è mica difficile.
近過去non ho mica + 過去分詞Non ho mica capito.
non を省くMica + 語句!Mica male! / Mica scemo!
疑問文Hai mica … ? / Non sarai mica … ?Hai mica una penna?

例文

  • Questo esercizio non è mica facile come sembra.
    この問題は、見かけほど決して簡単ではありません。
  • Non ho mica detto che sei in ritardo!
    あなたが遅れているなんて言ってないよ!
  • Non sarai mica arrabbiato con me?
    まさか私に怒っているわけではないよね?

使い方のポイント

  • 口語の副詞で、友人との会話でよく使い、改まった文章ではふつう使いません。
  • non を省いて Mica male!(悪くないね)のように言うこともあります。
  • 疑問文の mica は「もしかして」の意味で、答えを予想して聞く時に使います。

練習問題

問1(伊検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Hai (  ) visto il mio telefono? Non lo trovo più.
  1. mica
  2. molto
  3. tutto
  4. qualche
答えと解説

正解:1. mica

「Hai mica visto 〜?」で「もしかして見なかった?」と聞く言い方です。「molto」を入れても、この位置では意味が成り立ちません。

問2(CILS C1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Non l'ho (  ) fatto apposta: mi è scivolato di mano.
  1. molto
  2. tanto
  3. parecchio
  4. mica
答えと解説

正解:4. mica

「non l'ho mica fatto apposta」は「わざとじゃない」という強い否定です。「molto」を入れると、この位置では文が成り立ちません。

この文法が出る級(目安)

※ 伊検の級は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のレベルを目安に当てはめ、協会が公開している過去問サンプルの解説・検定対策コラムと市販の対策本で扱われている級をもとに一部を見直したものです。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。

※ CILS のレベルは、シエナ外国人大学の『Linee guida CILS』の文法の一覧などの公開資料と、CEFR のレベルを示す市販の文法書をもとに当サイトが当てはめたものです。シエナ外国人大学が定める出題範囲の一覧ではありません。

あわせて覚えたい文法