イタリア語の大過去「trapassato prossimo」の意味と使い方
形:avevo fatto / ero andato
意味:大過去(〜してしまっていた)
過去のある時より前に終わっていたことを、avere・essere の半過去 + 過去分詞で表す形です。
意味:大過去(〜してしまっていた)
過去のある時より前に終わっていたことを、avere・essere の半過去 + 過去分詞で表す形です。
形の作り方
| 付く形 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| avere をとる動詞 | avevo / avevi / aveva … + 過去分詞 | fare: avevo fatto / mangiare: avevamo mangiato |
| essere をとる動詞(主語に一致) | ero / eri / era … + 過去分詞 | partire: era partita / arrivare: eravamo arrivati |
| 再帰動詞 | mi ero / si era + 過去分詞 | mi ero alzato / si erano conosciuti |
例文
- Quando siamo arrivati al cinema, il film era già cominciato.映画館に着いた時、映画はもう始まっていました。
- Non avevo fame perché avevo mangiato un panino alle cinque.5 時にパニーノを食べていたので、お腹がすいていませんでした。
- Luca mi ha restituito il libro che gli avevo prestato a marzo.ルカは、私が 3 月に貸していた本を返してくれました。
使い方のポイント
- 近過去・半過去で語る出来事より前のことを言い、「その時にはもう〜していた」の意味になります。
- essere を使う動詞は、近過去と同じく過去分詞を主語に合わせます(Anna era partita.)。
- già(もう)・mai(一度も)とよく組み、Non ero mai stato a Roma. のように言います。
練習問題
問1(伊検 4級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Quando sono tornato a casa, mia moglie ( ) già la cena.
- aveva preparato
- prepara
- preparerà
- prepari
答えと解説
正解:1. aveva preparato
家に帰った時より前に夕食を作り終えていたので、大過去「aveva preparato」です。「preparerà」は未来形で、過去の話に合いません。
問2(CILS B1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Siamo arrivati alla stazione alle nove, ma il treno per Bologna ( ) dieci minuti prima.
- parta
- parte
- era partito
- partirà
答えと解説
正解:3. era partito
駅に着いた時より 10 分前に出発していたので、大過去「era partito」です。「parte」は現在形で、過去の到着より前のことは表せません。
似ている文法との違い
この文法が出る級(目安)
※ 伊検の級は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のレベルを目安に当てはめ、協会が公開している過去問サンプルの解説・検定対策コラムと市販の対策本で扱われている級をもとに一部を見直したものです。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ CILS のレベルは、シエナ外国人大学の『Linee guida CILS』の文法の一覧などの公開資料と、CEFR のレベルを示す市販の文法書をもとに当サイトが当てはめたものです。シエナ外国人大学が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 直説法の時制の一致 時制の一致(主節が過去の時)
- 半過去と近過去の使い分け 半過去と近過去の使い分け
- 前過去「trapassato remoto」 前過去(遠過去より前に終わった)