イタリア語の挿入節「frase incidentale」の意味と使い方
形:se non sbaglio / come sapete
意味:文の途中に挟む短い補足の節
文の途中にコンマで挟み、確かさの断りや情報の出どころなどを短く言い添える節です。
意味:文の途中に挟む短い補足の節
文の途中にコンマで挟み、確かさの断りや情報の出どころなどを短く言い添える節です。
形の作り方
| 付く形 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 確かさの断り | se non sbaglio / se non ricordo male | Il treno, se non sbaglio, parte alle otto. |
| 「ご存じのとおり」 | come sapete / come si sa | La mostra, come sapete, chiude domani. |
| 伝聞・見かけ | a quanto pare / a quanto dicono | Marco, a quanto pare, non verrà. |
| 「私の知る限り」 | che io sappia / che io ricordi + 接続法 | Non è mai stato qui, che io sappia. |
例文
- Il museo, se non sbaglio, apre alle nove.美術館は、私の思い違いでなければ、9 時に開きます。
- Il progetto, come ha detto il direttore, partirà in primavera.そのプロジェクトは、部長が言ったとおり、春に始まります。
- Paola, a quanto pare, ha già cambiato idea.パオラは、どうやらもう気が変わったようです。
使い方のポイント
- 挿入節の前後にコンマを打ち、話す時は軽く間を置きます。
- che io sappia・che io ricordi は、「知っている範囲に限る」意味で接続法を使います。
- 文頭や文末に置いても言えます(Se non sbaglio, il museo apre alle nove.)。
練習問題
問1(伊検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Il corso, ( ) sapete, finisce a giugno.
- come
- che
- quanto
- dove
答えと解説
正解:1. come
「come sapete」で「ご存じのとおり」を表す挿入節になります。「che」では sapete につながらず、文が成り立ちません。
問2(CILS C1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Luca non ha mai visitato Roma, ( ) io ricordi.
- se
- chi
- cui
- che
答えと解説
正解:4. che
「che io ricordi」は「私の記憶では」を表す挿入節で、接続法 ricordi を使います。「se」では意味が通りません。
この文法が出る級(目安)
※ 伊検の級は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のレベルを目安に当てはめ、協会が公開している過去問サンプルの解説・検定対策コラムと市販の対策本で扱われている級をもとに一部を見直したものです。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ CILS のレベルは、シエナ外国人大学の『Linee guida CILS』の文法の一覧などの公開資料と、CEFR のレベルを示す市販の文法書をもとに当サイトが当てはめたものです。シエナ外国人大学が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「sembra che / mi sembra」 〜らしい・〜に思える
- 「penso che + 接続法」 〜だと思う(penso che + 接続法)