イタリア語の名詞化した不定詞の意味と使い方
形:il mangiare / il dovere
意味:名詞になった不定詞(食べること・義務)
定冠詞を付けた不定詞は名詞として働き、「〜すること」という行為や出来事を表します。
意味:名詞になった不定詞(食べること・義務)
定冠詞を付けた不定詞は名詞として働き、「〜すること」という行為や出来事を表します。
形の作り方
| 付く形 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 定冠詞 + 不定詞 | il / lo / l' + 不定詞(男性単数) | il mangiare / lo studiare / l'andare |
| 名詞として定着した語 | i + 不定詞の複数形(定着した語のみ) | il dovere: i doveri / il piacere: i piaceri |
| 前置詞との結合 | del・al・nel + 不定詞 | il piacere del leggere / al calare del sole |
例文
- Il mangiare troppo in fretta fa male alla salute.あまり急いで食べることは、健康によくありません。
- Per Sara il leggere prima di dormire è un rito quotidiano.サラにとって、寝る前に読書をすることは毎日の習慣です。
- A Venezia, in agosto, l'andare e venire dei turisti non si ferma mai.ヴェネツィアでは8月になると、観光客の行き来が途切れることがありません。
使い方のポイント
- 冠詞なしの不定詞(Mangiare troppo fa male.)も主語になり、意味はほぼ同じです。
- 冠詞は語頭の音で選びます(lo studiare, l'andare)。
- 複数形を持つのは、名詞として定着した一部の語(i doveri, i piaceri)です。
練習問題
問1(伊検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Con il ( ) degli anni, Giulia è diventata molto più paziente.
- passando
- passare
- passai
- passi
答えと解説
正解:2. passare
「con il passare degli anni」は「年月がたつにつれて」の決まった形で、定冠詞の後に不定詞「passare」を置きます。「passando」は名詞になりません。
問2(CILS C1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Il ( ) di ogni cittadino è rispettare le regole comuni.
- dovere
- deve
- dovendo
- dovrei
答えと解説
正解:1. dovere
定冠詞の後で名詞として働く不定詞「dovere」(義務)です。「deve」は活用した動詞なので、il の後には置けません。
この文法が出る級(目安)
※ 伊検の級は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のレベルを目安に当てはめ、協会が公開している過去問サンプルの解説・検定対策コラムと市販の対策本で扱われている級をもとに一部を見直したものです。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ CILS のレベルは、シエナ外国人大学の『Linee guida CILS』の文法の一覧などの公開資料と、CEFR のレベルを示す市販の文法書をもとに当サイトが当てはめたものです。シエナ外国人大学が定める出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 動詞の名詞化 動詞を名詞にした名詞句
- 「spero di / penso di + 不定詞」 〜すること(主語が同じ時)